日本の今
先日、箱根のロープウェイに乗りました。
箱根といえば、外国人観光客に人気の観光地で、
多くの外国人旅行者を見かけます。
ロープウェイ乗り場に着くと、すでに、そこには団体の外国人旅行者の方達が
20名くらい並んでいました。
どうやら話しているのは英語ではなく、ヨーロッパのどこかの国と思い、
話しかけてみるとフランスからの旅行者の皆さんでした。
ロープウェイに乗る時間が来て、ロープウェイに乗ると
おそらく中国人の旅行者が数名と
スペインからの10名くらいの旅行者でほぼ定員になり、
日本人観光客は私たち以外に数組のようでした。
ロープウェイが動きだし、ガイドの方のアナウンスがありました。
が...
日本語?と一瞬首を傾げ、ガイドの方を見てみると
日本人ではなく、名札を見ても名前がカタカナ。
尋ねてみるとベトナム出身の方でした。
アナウンス自体は、日本語のみでしたが、
英語も話せるようで、外国人観光客の方たちと
楽しくコミュニケーションをとっていました。
ロープウェイでドアを開けたり、誘導する人たちは日本人なのに
なぜ、言葉を伝えることが大切なアナウンスをするガイド役がベトナム人の彼なのだろう。
正直、日本語のアナウンスは聞き取りづらかったのです。
おそらく、それは箱根のような観光地ではもはや日本人を相手にするよりも
英語を話すことが必須となっており、
日本人のスタッフよりベトナム人の彼の方が、
英語でのコミュニケーション能力に長けているため、
ガイドの担当になっているのではないかと推測しました。
興味深いのは、
そのロープウェイに乗っていた人たちは誰も英語が母国語ではないのに
出会った人には英語で会話をしていたことです。
英語は共通語だとあらためて認識しました。
日本の労働人口を補うために、多くの外国人労働者が働いている姿を
土木や介護の分野で多く目にしますが、
英語を話すことが必要な職場でも外国人労働者の方達が活躍しているのですね。
日本のことを日本人ではない人が紹介しているのを何だか不思議に思いましたが、
時代はもうそういう時代ではないのでしょう。
国籍や人種に関係なく、その人それぞれの能力が生かされる働き方ができる
世の中になっていくのですね。
最後に、フランス人の方から嬉しいお言葉をいただきましたので
シェアしたいと思います。
"You live in a beautiful country!"
OICEAの英会話講座では大島の良さ、日本の良さを伝えられる
コミュニケーションの素地も育てていきたいと思っています。
それにはまず、自分たち自身が大島や日本の良さを見出すことが大切ですね。
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